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15@user_e32c1306
「俺はリンゴアレルギーなのに…」
公開彼女は1Kに一人暮らし。 窓のないキッチンには、換気扇が無いと不便だった。 インターホンが鳴った。 部屋を出て、真っ暗なキッチンへ入る。ドアスコープからわずかに外の光が漏れていた。電気を付ける。スコープから確認すると配達員だった。荷物を受け取り、鍵を閉め荷物をキッチンで開封した。かなり前に頼んだミキサーだった。 試しに冷蔵庫にあったリンゴでスムージーを作ることにした。ミキサーを稼働した途端、ブレーカーが落ちて停電になった。外にあるブレーカーを確認するために彼女は玄関に足を踏み入れ、あることに気づく。彼女は外に出るのをやめ、暗い部屋のまま今日一日を過ごした。 彼女がスムージーより優先させたかったものは一体何だろうか?
